『 パルムの樹 』は、なかむらたかし原作・監督の2002年に公開されたアニメ映画。
映画『AKIRA』で作画監督を務めた、なかむらたかしの初監督作品。撮影監督に「シャム猫 ファーストミッション」の安津畑隆があたっている。声の出演に「あずまんが大王」の平松晶子ら。
物語は天界・地上世界・地底世界を舞台にし、木で作られたロボット(人形)のパルムが旅立つところから始まる。この冒険を通して“親子の愛”や“心の成長”を描く。人間になりたい木の人形とそれを作った老人というと“ピノキオ”が頭に浮かぶが、こちらは少々哲学的に描かれている。
監督は本作に対し、「誰もが楽しめる作品を制作した」とコメントしている。作中では意図的にグロテスクな表現も見られる。
【 ストーリー 】
不思議な生物と街が存在する世界・アルカナ。植物学者・ジョーによって作られた木の人形・パルムは、傷ついた女戦士・コーラムからトートの卵を託された事を機に、地下世界・タマスへ旅に出る。その途中でパルムは、人間達と出逢い、心を通わせる。そして、パルムはタマスに行けば自分も人間になれることを知るが…。
【 スタッフ 】
プロデューサー: 真木太郎
原作・脚本・監督: なかむらたかし
美術監督: 小関睦夫
キャラクターデザイン: 井上俊之
作画監督: 佐々木守
演出: 古川順康
色彩設計: 西香代子
動画検査: 大谷久美子
撮影監督: 安津畑隆
編集: 掛須秀一
音響監督: 三間雅文
音楽: ハラダタカシ
音楽プロデューサー: 佐々木史朗
アニメーションプロデューサー: 山口克巳
録音: 安藤邦男
効果: 倉橋静男
音響制作: テクノサウンド
アニメーション制作: パルムスタジオ
制作: ジェンコ
製作: パルムの樹製作委員会
【 登場人物 】
パルム(声:平松晶子)
本作の主人公。フォーによって作られた心を持つ木製の人形。シアンの死後、突然機能が停止したが、それから数十年後、コーラムが現れた時から、再び動きだす。フォーの頼みで「卵」を地底世界・タマスに届ける旅をするが、その中で、タマスに行けば、人間になれる事を知る。
ポポ(声:豊口めぐみ)
母親に虐待されながら暮らしていた薄幸な少女。旅の途中のパルムに出会い、共に旅に出る。
シャタ(声:阪口大助)
コーラムの息子で、窃盗団のリーダー。パルムと共に旅に出る。
コーラム(声:日野由利加、幼少時:本井えみ)
女戦士。追われていた彼女は、フォーとパルムに卵を預け、タマスに届けるよう頼む。
フォー(声:清川元夢、若い頃:家中宏)
植物学者でパルムの製作者。妻シアンのためにパルムを作る。預かった卵をタマスに届けようと決意したが、コーラムを追う者達に刺し殺されてしまう。卵をパルムの体の中に隠し、卵を届けるように言い遺す。
シアン(声:香花)
フォーの妻。病気で死亡する。統合失調症と思われる。
プー(声:かないみか)
ムー(声:小桜エツ子)
バロン(声:愛河里花子)
ロアルト(声:山口勝平)
ダルマ屋(声:横尾まり)
ガス(声:石塚運昇)
ホタ(声:宝亀克寿)
バク(声:長嶝高士)
ギャリコ(声:江原正士)
ジャモジ(声:永井一郎)
ザクロ(声:田の中勇)
サワダスト(声:槐柳二)
ガンテル(声:中田譲治)
ソーマの思念(声:津田匠子)
テジナ(声:伊東みやこ)
ボサボサ(声:くじら)
カイゾク(声:大中寛子)
ゲリラ隊長(声:麦人)
女ゲリラ(声:小松由佳)
ゲリラ(声:水島大宙、大水忠相、大島将哉)
農場主(声:吉田孝)
ソル族(声:清水敏孝、根本央紀)
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Author:たけごろう仙人
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