『 人生は、奇跡の詩 』 (原題:La Tigre E La Neve / 英題:The Tiger and The Snow) は、2005年に制作されたイタリア映画。
戦争をテーマにしたラブロマンス。
愛する女性がイラク戦争に巻き込まれ、自らの命を投げ打ってでも彼女を看病する男性をユーモラスなタッチで描く。
監督・脚本・主演は「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。
出演は「ライフ・イズ・ビューティフル」のニコレッタ・ブラスキ、「ダ・ヴィンチ・コード」のジャン・レノ、「ドミノ」のトム・ウェイツ。
日本語は若干陳腐なタイトルだが、原題も英語訳も「虎と雪」である。
ライフ・イズ・ビューティフルに続き、実の妻のニコレッタと共演している。
『 公開日 』
2005年10月14日 イタリア公開
2005年11月11日 フランス, Villerupt Italian Film Festival 上映
2005年12月14日 フランス公開
2006年4月20日 香港公開
2006年12月9日 日本公開
2006年12月29日 アメリカ, New York City, New York 公開
【 ストーリー 】
2003年、イラク戦争開戦直前のローマ。
大学教授で詩人のアッティリオ(ロベルト・ベニーニ)は、毎晩結婚式を挙げる夢を見るほど、ヴィットリア(ニコレッタ・ブラスキ)に心を奪われていた。
しかしヴィットリアは、彼の浮気なところや一方的に想いを伝えるところにうんざりしていた。
一緒に暮らそうと言うアッティリオに、彼の詩になぞらえ、ローマに雪が降ってその中で虎を見たら一生一緒に暮らすとはぐらかす。
伝記作家であるヴィットリアは、アッティリオの友人で著名なイラク人の詩人フアド(ジャン・レノ)の伝記を執筆中だ。
アッティリオと久しぶりに会った詩人フアドは、祖国の苦難に際し、バグダッドへ帰る準備を整えていた。
ある日の深夜、突然アッティリオの電話が鳴り響く。
伝記を仕上げるためにイラクに滞在していたヴィットリアが、イギリス軍とアメリカ軍による最初の爆撃で負傷し、意識不明の重体だというのだ。
知らせを受けたアッティリオは、自らの危険を顧みず戦地へと向かう。
なんとかヴィットリアが収容されている病院にたどり着いたアッティリオ。
薬も設備も十分とはいえない病院の片隅で、ヴィットリアは危篤状態だった。
脳水腫に侵された彼女の命は、薬がなければ4時間しかもたないというのだ。
しかし、脳水腫の薬はここにはない。
かすかな希望の光をもとに、愛に突き動かされ、アッティリオは戦地の混乱の中、薬を見つけるべく文字通り東奔西走する。
看護の甲斐あって、ヴィットリアは回復。
ローマに戻った彼女はある日、空を雪のように舞う羽毛と、逃げ出してきた虎を見る。
ヴィットリアは、アッティリオとの間にできた娘二人とともに、彼と一緒に住むことを決意する。
【 スタッフ 】
監督: ロベルト・ベニーニ
エグゼクティブプロデューサー: エルダ・フェリ
プロデューサー: ニコレッタ・ブラスキ
アソシエイト・プロデューサー: ジヤンルイジ・ブラスキ
ライン・プロデューサー: アレッサンドロ・カロッシ
脚本: ヴィンセンツォ・チェラミ 、 ロベルト・ベニーニ
撮影: ファビオ・チャンケッティ
プロダクション・デザイン: マウリッツォ・サバティーニ
音楽: ニコラ・ピオヴァーニ
作曲: トム・ウェイツ 、 キャサリーン・ブレナン
編集: マッシモ・フィオッチ
衣装(デザイン): ルイーズ・スターンスワード
字幕: 吉岡芳子
【 キャスト 】
アッティリオ・デ・ジョバンニ: ロベルト・ベニーニ
ヴィットリア: ニコレッタ・ブラスキ
フアド: ジャン・レノ
※本人出演: トム・ウェイツ
ナンシー: エミリア・フォックス
アッテリオの弁護士: ジャンフランコ・ヴァレット
アッテリオの娘たち: チアラ・ピーリ
アッテリオの娘たち: アナ・ピーリ
エウジュニオ・モンターレ
ボルヘス
ジュゼップ・ウンガレッティ
ユルスナール
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Author:たけごろう仙人
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